F1白国GP
2007年 09月 17日
第14戦・ベルギーGP決勝
[サーキット・ド・スパ-・フランコルシャン(1周7.004km)]
ヨーロッパラウンドの締め括りは「世界一美しいサーキットコース」として名高いスパ。今季のF1サーキットの中で、最も全長が長く、スパ・ウェザーと呼ばれる不安定な天候がレースを左右することも多い、ここサーキット・ド・スパ-フランコルシャンは気温21℃、路面温度34℃のドライ・コンディション。
公式予選前にエンジン交換を行なったR・クビサが10グリッド降格のペナルティで14番グリッドへ。また、予選後にエンジンを交換しグリッド最後尾となったJ・フィジケラと、A・デビッドソンはピット・スタートを選んでいる。
レース開始、最前列につけていたフェラーリの2台はスムーズにスタートを切り、その後方でマクラーレンの2台がサイド・バイ・サイドの接近戦を見せる。アロンソのディフェンスに押し出される形となったL・ハミルトンは、コースオフを喫しながらも、4位のポジションをキープしコースに復帰。上位4台の順位は変わらない。トップのK・ライコネン、F・マッサはそれぞれファステスト・ラップを更新しながら周回を重ねていく。後方では14番グリッドからスタートしたクビサが1台ずつマシンをかわし8番手まで追い上げる。
15周目に入り、1回目のピット・ストップが始まっていく。ライコネンはマッサに5秒近くのギャップを築いたところでピット・イン。同周回に、ハミルトンに3秒近く差をつけたアロンソもピットへ。翌周にはマッサ、ハミルトンもピット・ストップを済ませ、上位勢に順位の変動はなし。
第2スティントに入ると、フェラーリ勢とマクラーレン勢の差が15秒まで開く。4位を走るハミルトンはアロンソのペースについていけない。2回目のピット・ストップは、まずトップのライコネンから行ない、マッサも翌周に入る。マクラーレンのピット作業はフェラーリよりも遅く、アロンソは残り11周、ハミルトンは残り7周までコースに留まる。最後のピット・ストップを遅らせることでアロンソの前に出たかったハミルトンだが、順位を上げることはできなかった。
マッサは34周目にファステスト・ラップをマークする勢いでライコネンの背後2秒以内に迫るが、順位は変わらず、ライコネンがポール・トゥ・ウィンでベルギーGP3連覇、第9戦イギリスGP以来5戦ぶりの今季4勝目、通算13勝目を決めた。
フェラーリはライコネン、マッサの順で2戦ぶり今季3度目のワン・ツー・フィニッシュを飾っている。アロンソはハミルトンに10秒近くの差をつけ3位を守った。4位に終わったハミルトンのドライバーズ・ポイントは『97』となり、2位アロンソ(『95』)との差は僅か2ポイント。ライコネン『84』で、ハミルトンに13ポイント差と、辛うじてタイトル争いに踏みとどまった。
なお、コンストラクターズタイトル争いでは、スパイ事件でマクラーレンのコンストラクターズ・ポイント剥奪との裁定が下されているため、代わって首位に立ったフェラーリが『161』、2位BMWザウバーは『90』となり、3戦を残してフェラーリの2004年以来3年ぶり通算15度目のコンストラクターズ・タイトル獲得が決定した。
【結果】
1:■■K・ライコネン
2:■■F・マッサ
3:■■F・アロンソ
4:■■L・ハミルトン
5:□■N・ハイドフェルド
6:□■N・ロズベルグ
7:■■M・ウェバー
8:■■H・コバライネン
【ドライバーズ・ポイント】
1:■■L・ハミルトン(97)
2:■■F・アロンソ(95)
3:■■K・ライコネン(84)
4:■■F・マッサ(77)
5:□■N・ハイドフェルド(56)
6:□■R・クビサ(33)
7:■■H・コバライネン(22)
8:■■G・フィジケラ(17)
【コンストラクターズ・ポイント】
1:■■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ(161)
2:□■BMWザウバーF1チーム(90)
3:■■INGルノーF1チーム(39)
4:□■AT&Tウィリアムズ・チーム(28)
5:■■レッドブル・レーシング(18)
6:□■パナソニック・トヨタ・レーシング(12)
7:■□SUPER AGURI F1チーム(4)
8:■■HondaレーシングF1チーム(2)
【ライコネン・コメント】
「最高の1日だ!昨日の予選を終えて、マシンのハンドリングに納得できないところがあったけど、すべてうまくいったよ。マシンはレースの間中とても好調で、序盤のスピードはその後のレースをコントロールするのに十分な速さだったよ。僕の大好きなこのコースで3連勝できてうれしいよ。この後は攻め続けなければ。チャンピオンシップはもう長い道のりではないけど、僕たちはあきらめてなんかいないし、チャンピオンシップ終了まで頑張り続けるよ。」
▽Pick Up▽
今日は、ワン・ツーを飾った2位、F・マッサのコメント。
【マッサ・コメント】
「いいレースだったね。第1スティントはちょっとオーバーステア気味だったけど、ピット・ストップでフロント・ウィングを修正したんだ。ソフト側のタイヤはとてもよく機能していたよ。第1スティントで使ってもよかったかもしれないけど、そういうことはレースが終わってみないとわからないんだ。チームにとっても、うれしいね。待ち望んだワン・ツー・フィニッシュだったからね!さて、チャンピオンシップにおける状況はちょっとよくなったし、最後まで戦い続けるよ。本当さ!」
[サーキット・ド・スパ-・フランコルシャン(1周7.004km)]
ヨーロッパラウンドの締め括りは「世界一美しいサーキットコース」として名高いスパ。今季のF1サーキットの中で、最も全長が長く、スパ・ウェザーと呼ばれる不安定な天候がレースを左右することも多い、ここサーキット・ド・スパ-フランコルシャンは気温21℃、路面温度34℃のドライ・コンディション。
公式予選前にエンジン交換を行なったR・クビサが10グリッド降格のペナルティで14番グリッドへ。また、予選後にエンジンを交換しグリッド最後尾となったJ・フィジケラと、A・デビッドソンはピット・スタートを選んでいる。
レース開始、最前列につけていたフェラーリの2台はスムーズにスタートを切り、その後方でマクラーレンの2台がサイド・バイ・サイドの接近戦を見せる。アロンソのディフェンスに押し出される形となったL・ハミルトンは、コースオフを喫しながらも、4位のポジションをキープしコースに復帰。上位4台の順位は変わらない。トップのK・ライコネン、F・マッサはそれぞれファステスト・ラップを更新しながら周回を重ねていく。後方では14番グリッドからスタートしたクビサが1台ずつマシンをかわし8番手まで追い上げる。
15周目に入り、1回目のピット・ストップが始まっていく。ライコネンはマッサに5秒近くのギャップを築いたところでピット・イン。同周回に、ハミルトンに3秒近く差をつけたアロンソもピットへ。翌周にはマッサ、ハミルトンもピット・ストップを済ませ、上位勢に順位の変動はなし。
第2スティントに入ると、フェラーリ勢とマクラーレン勢の差が15秒まで開く。4位を走るハミルトンはアロンソのペースについていけない。2回目のピット・ストップは、まずトップのライコネンから行ない、マッサも翌周に入る。マクラーレンのピット作業はフェラーリよりも遅く、アロンソは残り11周、ハミルトンは残り7周までコースに留まる。最後のピット・ストップを遅らせることでアロンソの前に出たかったハミルトンだが、順位を上げることはできなかった。
マッサは34周目にファステスト・ラップをマークする勢いでライコネンの背後2秒以内に迫るが、順位は変わらず、ライコネンがポール・トゥ・ウィンでベルギーGP3連覇、第9戦イギリスGP以来5戦ぶりの今季4勝目、通算13勝目を決めた。
フェラーリはライコネン、マッサの順で2戦ぶり今季3度目のワン・ツー・フィニッシュを飾っている。アロンソはハミルトンに10秒近くの差をつけ3位を守った。4位に終わったハミルトンのドライバーズ・ポイントは『97』となり、2位アロンソ(『95』)との差は僅か2ポイント。ライコネン『84』で、ハミルトンに13ポイント差と、辛うじてタイトル争いに踏みとどまった。
なお、コンストラクターズタイトル争いでは、スパイ事件でマクラーレンのコンストラクターズ・ポイント剥奪との裁定が下されているため、代わって首位に立ったフェラーリが『161』、2位BMWザウバーは『90』となり、3戦を残してフェラーリの2004年以来3年ぶり通算15度目のコンストラクターズ・タイトル獲得が決定した。
【結果】
1:■■K・ライコネン
2:■■F・マッサ
3:■■F・アロンソ
4:■■L・ハミルトン
5:□■N・ハイドフェルド
6:□■N・ロズベルグ
7:■■M・ウェバー
8:■■H・コバライネン
【ドライバーズ・ポイント】
1:■■L・ハミルトン(97)
2:■■F・アロンソ(95)
3:■■K・ライコネン(84)
4:■■F・マッサ(77)
5:□■N・ハイドフェルド(56)
6:□■R・クビサ(33)
7:■■H・コバライネン(22)
8:■■G・フィジケラ(17)
【コンストラクターズ・ポイント】
1:■■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ(161)
2:□■BMWザウバーF1チーム(90)
3:■■INGルノーF1チーム(39)
4:□■AT&Tウィリアムズ・チーム(28)
5:■■レッドブル・レーシング(18)
6:□■パナソニック・トヨタ・レーシング(12)
7:■□SUPER AGURI F1チーム(4)
8:■■HondaレーシングF1チーム(2)
【ライコネン・コメント】
「最高の1日だ!昨日の予選を終えて、マシンのハンドリングに納得できないところがあったけど、すべてうまくいったよ。マシンはレースの間中とても好調で、序盤のスピードはその後のレースをコントロールするのに十分な速さだったよ。僕の大好きなこのコースで3連勝できてうれしいよ。この後は攻め続けなければ。チャンピオンシップはもう長い道のりではないけど、僕たちはあきらめてなんかいないし、チャンピオンシップ終了まで頑張り続けるよ。」
▽Pick Up▽
今日は、ワン・ツーを飾った2位、F・マッサのコメント。
【マッサ・コメント】
「いいレースだったね。第1スティントはちょっとオーバーステア気味だったけど、ピット・ストップでフロント・ウィングを修正したんだ。ソフト側のタイヤはとてもよく機能していたよ。第1スティントで使ってもよかったかもしれないけど、そういうことはレースが終わってみないとわからないんだ。チームにとっても、うれしいね。待ち望んだワン・ツー・フィニッシュだったからね!さて、チャンピオンシップにおける状況はちょっとよくなったし、最後まで戦い続けるよ。本当さ!」
by Dicco
| 2007-09-17 04:51
| スポーツ・文化