我楽多が沢山


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F1欧州GP

第10戦・ヨーロッパGP決勝
 [ニュルブルクリンク(1周5.148km)]

 ニュルブルク城の丘を周回する、天候の変化が起こりやすいニュルブルクリンクは、決勝スタート直後の雨が予報されるが、気温19℃、路面温度30℃のドライ・コンディション。

 前日の公式予選でクラッシュに見舞われ、決勝の出走が危ぶまれていたL・ハミルトンだが、決勝当日にFIA(国際自動車連盟)による健康適性検査を受け許可が出たため10番グリッドに着く。
 フォーメーション・ラップが終わり、今日がF1デビュー戦となるM・ヴィンケルホック(C・アルバースが解雇されたため、今レースからスパイカーのパイロットとなった)がピットに戻りインタ・ミディエイト・タイヤに履き替える。スタートが切られると、3番グリッド・スタートのF・マッサは、2番グリッド・スタートのF・アロンソを交わし2位に浮上。後方ではBMWザウバー同士の接触などもあるが、その隙にハミルトンが一気に4位に浮上。しかしその直後タイヤがバースト、順位を最下位まで落とす。
 1周目が終わる前に、突然の豪雨に見舞われ、路面は完全にウェットとなってしまい、ドライ・タイヤを装着していたマシンは次々とピット・イン。

 しかし、トップを走行していたK・ライコネンは、ピット・レーンの直前でマシンを滑らせ、もう1周の走行を余儀なくされる。ライコネンが大幅に順位を落とし、上位陣がタイヤ交換を行なう間に、予めウェット・タイヤに履き替えていたM・ヴィンケルホックがトップとなる意外な展開に。
 コースはウェット・タイヤを装着していても、コーナリングが安定しない程の悪コンディションで、バトンがスリップすると、続いてハミルトンを含む5台が1コーナーを曲がりきれずにコース・オフ。しかし、エンジンが止まっていなかったハミルトンは、クレーンにマシンをつり上げさせグラベルから脱出しレースに復帰。また、危うく1周遅れになり兼ねなかったライコネンは、混乱に乗じて7番手まで復帰した。
 1コーナーの連続コース・オフに伴いセーフティ・カーが導入されるが、そのセーフティ・カーすらまともに走行できないため、5周目に赤旗中断。

 現地時間14時35分、セーフティ・カーの先導でレースが再開。8周目にセーフティ・カーが戻り、ヴィンケルホックが次々と順位を落とし、1位マッサ、2位アロンソのフェラーリ対マクラーレンといういつもの形に。路面が乾いていくと、H・コバライネンに詰まっていたライコネンがいち早くピットに戻りドライ・タイヤへ変更すると、その翌周、上位勢も一斉にタイヤ交換のためピットへ。早めに行動したライコネンが見事に3位浮上。マッサ、アロンソ、ライコネンが5秒以内で周回を重ねる。

 トップのマッサは徐々に後続とのギャップを築き、アロンソとライコネンの差が2秒以内に縮まっていく。しかし35周目、ライコネンは突如スロー・ダウン。今季2度目のリタイアで痛恨のノー・ポイントに終わる。

 残り周回が10周を切ったところで、またも雨が降ってくる。各マシンが再びインタ・ミディエイト・タイヤに履き替えると、トップを行くマッサのペースが上がらず、残り5周でアロンソにオーバー・テイクを許す。


 リタイアは計9台、予選から波乱の多かったヨーロッパGP、アロンソが5戦ぶりの優勝、今季3勝目を挙げた。マクラーレンは3戦ぶり今季5勝目。マッサが2位。3位にはM・ウェーバーが入り、ウィリアムズ時代の2005年モナコGP以来、自身最高位タイのリザルトで、チームに2006年モナコGP以来の表彰台をもたらしている。

 最後まで諦めずにポイントを狙い続けたハミルトンだが、惜しくも1周遅れの9位に終わり、自身初のノー・ポイント。デビュー以来連続表彰台獲得の記録も9戦でストップした。
 
 ハミルトンとライコネンがノー・ポイントに終わる一方で、10ポイントを獲得したアロンソがハミルトンとのドライバーズ・ポイントを2ポイント差に縮め、8ポイントを獲得したマッサがライコネンを抜き3位に浮上した。



【結果】

1:F・アロンソ
2:■■F・マッサ
3:M・ウェバー
4:□■A・ブルツ
5:D・クルサード
6:□N・ハイドフェルド
7:□R・クビサ
8:H・コバライネン

【ドライバーズ・ポイント】
1:L・ハミルトン(70)
2:F・アロンソ(68)
3:■■F・マッサ(59)
4:■■K・ライコネン(52)
5:□N・ハイドフェルド(36)
6:□R・クビサ(24)
7:G・フィジケラ(17)
8:H・コバライネン(15)

【コンストラクターズ・ポイント】
1:ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス(138)
2:■■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ(111)
3:□BMWザウバーF1チーム(61)
4:INGルノーF1チーム(32)
5:□■AT&Tウィリアムズ・チーム(18)
6:レッドブル・レーシング(16)
7:□パナソニック・トヨタ・レーシング(9)
8:□SUPER AGURI F1チーム(4)
9:■HondaレーシングF1チーム(1)

【ライコネン・コメント】
 「とてもガッカリしているよ。すぐにフェリペとアロンソの直後の良い位置につけたし、マシンはとても速かったから、僕は優勝できると確信していたんだよ。でも徐々に油圧系システムが機能しなくなり始めて、僕はタイムを失っていき、止まってしまう羽目になったんだ。僕はこの残念な結果で戦いを諦めたりはしないよ。これで戦うレースを1戦失ったとしてもね。ランキングで首位との差は相変わらずだし、残り7戦の間で何が起きるかわからないよ。僕たちはとても競争力のあるマシンを持っているけど、信頼性に関して明らかに改善しなければならないね。」

Pick Up
 今日は、レース直後に珍しくレースと同様の大荒れで、激しくアロンソと口論をしていたマッサのコメント。
【マッサ・コメント】
 「ほろ苦い後味の2位だね。僕は最後ににわか雨が降る直前までずっと力強いドライブをしていた。それから、レイン・タイヤを履いたとたんに振動を感じて、マシン・バランスが凄く悪くなってしまったんだ。レースの序盤、ウェットだった時の僕は本当に強かったのに。ドライ・コンディションではマシンが素晴らしく良くて、徐々にアロンソとの差を広げることができた。スタートではツイていたよ。コンディションから言ったら到底不可能な状態の時に、僕はコースに留まることができたんだからね。でもそれからはあまりツイてなかった。でもそれがレースだし、僕はそのことを受け入れなければならないんだ。フェルナンドとのやりとり?僕はちょっとムッとしたけど、後で彼が謝ったからそれで終わりだよ。明るい点はドライバーズ・ランキングで大きく前進したことだ。今シーズンはまだ先が長いし、僕たちは自信を持たなきゃね。」
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by Dicco | 2007-07-23 01:31 | スポーツ・文化