我楽多が沢山


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F1加国GP

第6戦・カナダGP決勝
 [サーキット・ジル・ビルヌーブ(1周4.361km)]

 市内を流れるセントローレンス川に人工的に造られたノートルダム島。1978年に初めてGPが開催された際、優勝した地元の英雄“ジル・ビルヌーブ”の名を冠する晴天のサーキット・ジル・ビルヌーブは、気温27℃、路面温度53℃のドライ・コンディション。

 スタート前、ティンググリッドには変更があった。C・アルバースがピット・スタートを選択。H・コバライネンはエンジン交換を行い、10グリッド降格、最後尾からのスタートとなった。

 スタート直後、15番グリッドのJ・バトンはスタートが切れない。また、2番グリッド・スタートのF・アロンソは1コーナーでコースを大きく外れ、N・ハイドフェルドが2位浮上。F・マッサとNロズベルグはK・ライコネンを交わしマッサが4位、ロズベルグが5位に浮上。早くも順位を2つ落としたライコネンは6位とトップのL・ハミルトン以外は大きく順位を入れ替えた。今年は何だか偶数グリッド・スタートのマシンが順位を落とす傾向にあるようだ。

 ハミルトンはファステスト・ラップを更新しながら後方とのギャップを築いていく中、6位ライコネンがラインを外してタイムをロスすると、3位アロンソも1コーナーで再びオーバー・ラン。この隙にマッサがオーバー・テイクを決める。ハイドフェルド、ハミルトンがピット・ストップを終えた23周目、A・スーティルがウォールにぶつかりセーフティ・カー導入。このタイミングで給油作業を行なったアロンソ、ロズベルグにペナルティ(セーフティ・カー導入中に給油した場合、10秒のピット・ストップ)が科される。
 レースが再開した直後の27周目、今度はR・クビサがJ・トゥルーリと接触し大クラッシュ。大破したマシンがウォールに叩き付けられ、2度目のセーフティ・カーが導入された。 
 大クラッシュを喫したクビサは、直ぐに医療センターに運ばれたが意識はあり、命に別状はないとの第一報が伝えられた。

 33周目に再びレースが再開。しかしセーフティ・カー導入中にピット・レーン出口の赤信号を無視したとして、フィジケラ、マッサに黒旗失格処分が下される。また、アロンソ、ロズベルグも10秒のピット・ストップ・ペナルティを行ない大幅に順位を落とす。アロンソは諦めず1分16秒台のファステスト・ラップを叩き出しながら追い上げていく。

 残り20周、C・アルバースがコース・オフ。これで3度目のセーフティ・カー導入。この後、ライコネン、アロンソが同時にピット・イン。アロンソが前でコースに復帰していく。

 レース再開後、56周目にアロンソは再びラインを外し、ライコネン、R・シューマッハに先行を許す。また、V・リヴィッツィがウォールと接触し4度目のセーフティ・カーが導入。レースが再開されると、残りは僅か10周。トップのハミルトン、2位のハイドフェルドに続き、3位にA・ブルツが浮上する。
 8位入賞圏内を走行していた佐藤琢磨は、シューマッハを交わし、さらにその前を走行していた王者アロンソに襲いかかる。そして残り3周、なんと佐藤はアロンソをオーバー・テイク。今季最高の6位でチェッカーを受けた。
 
 ハミルトンは運も味方に付け、セーフティ・カー導入とピットのタイミングが噛み合い、時間をロスすることなく終始安定した走りをキープ。デビュー6戦目で念願の初優勝。ドライバーズ・ランキングでもアロンソに8ポイントの差をつけ単独トップに立った。フェラーリとマクラーレンの4人が目立つ2007年GPだったが、ここカナダでは、ハイドフェルドが2005年ヨーロッパGP以来となる自己最高タイの2位。ブルツも自己最高タイの3位でチェッカー・フラッグを受け、さらに、前日のフリー走行と予選で2度に渡り赤旗中断の原因を作ったH・コバライネンが、最後尾から追い上げ自己最高の4位と銀と赤の間に3人が割り込んだ。ライコネンが5位、アロンソが7位、この紅と銀の間に割って入ったのは、コース上でアロンソからオーバー・テイクを決めた佐藤琢磨。シューマッハは開幕戦以来のポイントとなる8位入賞。



【結果】

1:L・ハミルトン
2:□N・ハイドフェルド
3:□■A・ブルツ
4:H・コバライネン
5:■■K・ライコネン
6:□佐藤琢磨
7:F・アロンソ
8:□R・シューマッハ

【ドライバーズ・ポイント】
1:L・ハミルトン(48)
2:F・アロンソ(40)
3:■■F・マッサ(33)
4:■■K・ライコネン(27)
5:□N・ハイドフェルド(26)
6:□R・クビサ(12)
7:G・フィジケラ(13)
8:H・コバライネン(8)
8:□■A・ブルツ(8)

【コンストラクターズ・ポイント】
1:ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス(88)
2:■■スクーデリア・フェラーリ・マールボロ(60)
3:□BMWザウバーF1チーム(38)
4:INGルノーF1チーム(21)
5:□■AT&Tウィリアムズ・チーム(13)
6:□パナソニック・トヨタ・レーシング(6)
7:レッドブル・レーシング(4)
8:□SUPER AGURI F1チーム(4)

【ライコネン・コメント】
 「最初から、僕にとってとても難しいレースだったね。スタートの時は、コースの汚れている方だったから、殆どグリップがなくて、そのすぐ後にはフロント・ウィングがフェリペのマシンにぶつかってしまった。それから、セーフティ・カー出動が何度もあって混乱を招いたね。それに加えてクビサの事故の後に破片の1つが僕のフロントウィングに引っかかって、大きなアンダーステアが出てしまいブレーキにも少し問題が出てきた。このすべてのトラブルが一緒になって、かなり困難なレースになってしまった。結局のところ、僕はポイントが獲れた。もっと良い結果だったかもしれないけど、もっと悪かったかもしれないしね。」

Pick Up
 今日は、デビュー以来、全て表彰台、そして6戦目で優勝という快挙を達成したハミルトンのコメント。
【ハミルトン・コメント】
 「僕は別の惑星にいるみたいだね。レースを終えて、F1で初優勝してどんな気分かなんて、言い表す言葉が見つからないよ。チームは素晴らしい仕事をやり遂げてくれた。僕はボーダフォン・マクラーレン・メルセデスのファミリーの一員でいられて本当に幸せだ。まずまずのスタートを切って、特に見せ場はなかったけど良い位置取りで1コーナーを出られた。そして、周りで大混乱が起きている間も冷静さと集中を保つことができた。僕の親友ロバートが事故の後で大丈夫だとわかって本当に嬉しいよ。毎回僕が少し差を広げるたびにセーフティ・カーが出てきたみたいで、そのたびに1からやり直さなければならなかった。ゴールまで残り数周というところで、ようやく僕は勝利を手にしたと実感したんだ。そして、ファンのみんなが声援を送ってくれていることに気づき始めた。フィニッシュ・ラインを越えた時は凄かったね。今後、この好調さを維持するように努めなければならない。これまでのところ、僕のF1のキャリアは信じられないスタートになっているけど、この先にはタフなシーズンがあるとわかっている。最後にマクラーレンとメルセデス・ベンツのチーム全員に、彼らがマシンに注ぎ込んでくれた懸命な作業に対してお礼を言うよ。このような勝利チームの一員としてドライブすることは最高の幸せだ。」
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by Dicco | 2007-06-11 03:15 | スポーツ・文化